日経平均は50円程度安、売り先行後は寄り付きの近辺でのもみ合い=21日寄り付き

 21日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前日比50円程度安い2万3098円前後で推移する。午前9時11分には、同78円72銭安の2万3069円85銭を付ける場面がみられた。きのう20日の軟調な動きが継続し、現地20日の米国株式市場で、NYダウが続落、ナスダック総合指数が4日ぶりに反落したことなどから、売りが先行した。その後は方向感が出ず、寄り付きの水準近辺でのもみ合いが続いている。シカゴ日経平均先物の清算値は、20日の大阪取引所終値比5円安の2万3135円だった。

 業種別では、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、SUMCO<3436.T>、LIXILG<5938.T>などの金属製品株が下落。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も安い。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、ガイシ<5333.T>、住友大阪<5232.T>などのガラス土石株も軟調。信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株や、ソニー<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電機株も下げている。

 個別では、サニックス<4651.T>、クリナップ<7955.T>、ヤマハMRH<6274.T>、プレミアG<7199.T>、スクリン<7735.T>などが下落。半面、テンポイノベ<3484.T>、ランド<8918.T>、イワキ<8095.T>、中部飼<2053.T>、木村化工機<6378.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=108円台の半ば(20日終値は1ドル=108円43-44銭)、1ユーロ=120円台の前半(同120円01-05銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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