日立が小幅安、大和証は「2」継続、目標株価は5100円に引き上げ

株式

2019/11/21 16:08

 日立製作所<6501.T>が小幅安。大和証券では20日付で、投資判断「2」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は4900円から5100円に引き上げている。

 同証券では業績予想を引き下げるものの、5セクターに対する利益成長期待は変わっておらず、株式市場のバリュエーション上昇を反映させる形で目標株価を引き上げたとしている。目標株価は21年3月期同証券予想PER10.3倍に相当、単純なバリュエーションでも許容可能な水準と判断しているという。

 一方で、上場子会社の業績低迷と株価上昇のギャップが拡大している点には注意とし、上場子会社再編の進展が目先の注目点と考えるともしている。また、「来年に向けては日立オートとホンダ系部品3社との統合、ABBパワーグリット連結を控えており、よりクリアな中長期ビジョンの提示が求められよう」とも指摘している。

 同証券では業績予想を修正、連結営業利益について、20年3月期6950億円(前期比8%減、従来7200億円、会社側計画は6850億円)、21年3月期7900億円(従来8100億円)、22年3月期8700億円(同8900億円)と試算している。

 21日の終値は前日比12円安の4078円。

提供:モーニングスター社

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