<相場の読み筋>11月27日

2019/11/27 7:28

 26日の米国株式は、3日続伸した。NYダウが前日比55.21ドル高の2万8121.68ドル、ナスダック総合指数が同15.445ポイント高の8647.934ポイントで取引を終了。NYダウ・ナスダック総合指数は連日で史上最高値を更新した。出来高概算は、ニューヨーク市場が15億6048万株、ナスダック市場が22億9247万株だった。引き続き、米中貿易交渉の進展期待が支えとなり買いが先行。ただ、米11月CB(コンファレンス・ボード)消費者信頼感指数が125.5となり、市場予想平均の127.0に届かなかったことや、利益確定売りなどに押され、上値は重かった。NYダウ採用銘柄では、メルクやP&G(プロクター・アンド・ギャンブル)、ウォルトディスニーなどが値上がり率の上位に入っている。

 27日の東京株式は、堅調な展開が期待される。現地26日の米国株式市場で、NYダウとナスダック総合指数、S&P500が連日で年初来高値を更新した動きを受け、買い先行のスタートとなりそう。ただ、手掛かり材料に乏しいこともあり、利益確定売りに上値を抑えられる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の前半(26日終値は108円95-96銭)、ユーロ・円が1ユーロ=120円台の前半(同120円01-05銭)とやや円安方向に振れている。26日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、武田薬<4502.T>、東芝<6502.T>、TDK<6762.T>が、26日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所終値比60円高の2万3440円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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