<新興国eye>ロシア政府系ファンドRDIF、中国との70の共同投資プロジェクトを検討中

新興国

2019/11/28 10:41

 ロシア政府系ファンドRDIF(ロシアン・ダイレクト・インベストメント・ファンド)は26日、中国・北京で開かれたロシアと中国の政府間経済・投資協力に関する協議で、今後、両国間で70件、総額1120億ドル(約12.2兆円)の共同投資プロジェクトを実施する方向で検討していることを明らかにした。ロシアのプライム通信(電子版)が伝えた。

 これは「投資協力に関する中ロ政府間委員会」(RCICOIC)と「中ロ経済諮問委員会」(RCBAC)の合同会議で明らかになったもの。

 また、両委員会はRDIFが中国インターネット大手アリババ・グループのロシア版オンライン小売部門「アリエクスプレス・ロシア」を中心に、ロシアのインターネット大手メール(mail.ru)、携帯電話大手メガフォンと共同で大規模なソーシャルコマースの新会社「アリエクスプレス・ロシアJV(AER JV)」を設立し、ロシア国内の主要な消費者向けイーコマースサイトを一つの大規模サイトに統合するプロジェクトも承認した。

 このほか、RDIFは香港とマカオ、広東省にまたがる中国の粤港澳大湾区(グレーターベイエリア)に10億ドルを投資する中ログレーターベイエリア基金の運営規定について、ロシア・中国投資ファンド(RCIF)や中国国営投資ファンド「カントン・ユートラスト・インベストメント・ホールディングス」(ユートラスト)と合意したことも明らかにした。

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提供:モーニングスター社

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