28日の東京外国為替市場=香港人権法成立、米中関係悪化懸念からドル・円軟化

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2019/11/28 15:06

 28日の東京外国為替市場では、1ドル=109円台前半でのさえない展開となった。

 前日米国時間で米7-9月期GDP(国内総生産)改定値が速報値を上回ったことや米中通商協議の進展期待などを受け、米株高・米金利高・ドル高となり、きょう東京時間序盤でドル・円は109円50銭台を中心に推移したが、トランプ米大統領が「香港人権・民主主義法案」に署名したと伝わると、ドル・円は軟化し、一時109円32銭まで下押しした。

 一方、日経平均株価は買い先行で始まったものの、香港人権法の成立が米中貿易協議の進展を阻むとの見方が広がり、午後にマイナス転換から下げ幅を広げる展開となった。ドル・円は下げ一服から株式市場の動きをにらみながらの動きとなったが、戻りは限定的。米国の感謝祭休場が意識され、次第に動意の乏しい展開となった。

 15時現在、109円42銭となっている。

提供:モーニングスター社

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