村田製作所が年初来高値、野村証は「Buy」継続、目標株価は7200円に引き上げ

株式

2019/12/2 16:20

 村田製作所<6981.T>が続伸、223円高の6567円まで買われ、11月26日に付けた年初来高値6424円を更新した。野村証券では11月29日付で、投資判断「Buy」(買い)を継続、目標株価は6600円から7200円に引き上げている。

 11月29日開催のインフォメーション・ミーティング、5G関連ハードウェア回路を考察した結果を踏まえ、21年3月期以降の同証券利益予想を上方修正するとしている。5Gでは、スマホでは無線回路のモジュール採用が進み、基地局ではO-RANとMassive MIMOの採用で、無線機の送受信回路向け受動部品の需要増加が見込まれるとコメント。無線モジュールの売上を拡大し、利益成長につなげられると考えたとしている。

 資本効率の良い無線モジュールの成長見通しを引き上げたことから、目標株価算出に用いる資本コストを今回適用レンジの中間に変更し、目標株価を7200円に引き上げるとしている。

 同証券では連結営業利益について、20年3月期2420億円(前期比9.3%減、従来2450億円、会社側計画は2300億円)、21年3月期3020億円(従来2950億円)、22年3月期3450億円(同3310億円)と試算している。

 12月2日の終値は前日比185円高の6529円。

提供:モーニングスター社

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