日経平均は190円程度高、買い先行後もしっかりした動きが続く=5日寄り付き

 5日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前日比190円程度高い2万3325円前後で推移する。午前9時11分には同212円88銭高の2万3348円11銭を付けている。日経平均株価は、直近2営業日で400円近い下げとなっていたことから、自律反発狙いの買いが先行した。その後も、堅調な動きが続いている。現地4日の米国株式は、米ブルームバーグ通信社は4日、米中両政府が発動済の関税について、撤回範囲をめぐり合意に近づいていると報道。交渉が難航しているとの見方が後退し、NYダウ、ナスダック総合指数がともに4日ぶり反発したことも支えとなった。シカゴ日経平均先物の清算値は、4日の大阪取引所終値比240円高の2万3340円だった。

 業種別では、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が上昇。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も高い。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も堅調。出光興産<5019.T>、JXTG<5020.T>などの石油石炭製品株や、AGC<5201.T>、太平洋セメ<5233.T>などのガラス土石株も上げている。

 個別では、サインポスト<3996.T>、シュッピン<3179.T>、デサント<8114.T>、ビューティガレージ<3180.T>、MARUWA<5344.T>などが上昇。半面、鎌倉新書<6184.T>、新光電工<6967.T>、ティーライフ<3172.T>、串カツ田中<3547.T>、ガンホー<3765.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=108円台の後半(4日終値は1ドル=108円47-48銭)、1ユーロ=120円台の半ば(同120円15-19銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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