日経平均は75円程度高、買い先行も戻り待ちの売りに上値は重いもよう=9日寄り付き

 9日午前9時26分すぎの日経平均株価は、前週末比75円程度高い2万3430円前後で推移する。前週末の堅調な動きに加え、現地6日の米国株式が大幅に続伸した動きなどから買い優勢でスタート。寄り付きの同189円91銭高の2万3544円31銭が高値となっている。寄り付き後は、直近でもみ合いとなってた水準の2万3500円台に乗せたことから、戻り待ちの売りに押される格好となっている。シカゴ日経平均先物の清算値は、前週末6日の大阪取引所終値比110円高の2万3520円だった。

 業種別では、出光興産<5019.T>、JXTG<5020.T>などの石油石炭製品株や、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が上昇。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株も高い。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も堅調。大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も上げている。

 個別では、木村化工機<6378.T>、オオバ<9765.T>、石川製<6208.T>、いであ<9768.T>、クレオス<8101.T>などが上昇。半面、ポールHD<3657.T>、ランド<8918.T>、サインポスト<3996.T>、阿波製紙<3896.T>、日電波<6779.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時26分時点で、1ドル=108円台の半ば(前週末6日終値は1ドル=108円66-67銭)、1ユーロ=120円台の前半(同120円68-72銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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