明日の日本株の読み筋=もみ合いか、イベント控えポジション傾けづらい、ただ思惑的な先物売買には注意
あす11日の東京株式市場は、もみ合い商状か。現地11日にFOMC(米連邦公開市場員会)の結果が発表され、12日に英国議会総選挙が行われる。15日には最大の焦点となる対中制裁関税「第4弾」の発動期限を迎え、内容を確認するまでは一方的にポジションを傾けづらいとの声は多い。ただ、あすは日経平均先物・オプション12月限のメジャーSQ(特別清算指数)算出週の中日に当たる水曜日で、機関投資家の持ち高調整の売買が膨らみ、相場が荒れる傾向があるとされる。一部では、「コール(買う権利)・オプションの建て玉が読みにくく、思惑的な先物売買が出る可能性もある」(準大手証券)との見方が出ていた。
10日の日経平均株価は4営業日ぶりに小反落し、2万3410円(前日比20円安)引け。9日の欧米株安を受け、前場の早い段階で下げ幅は90円を超えた。一巡後は、押し目買いに上げに転じる場面もあったが、大引けにかけては小安い場面が目立った。新規の手掛かり材料に乏しく、イベントを控え、様子見気分となった。
提供:モーニングスター社
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