日経平均は57円安と続落、朝高後は利益確定売りに下げ転換、値下がり銘柄数1300超=11日前場
11日前場の日経平均株価は前日比57円28銭安の2万3352円91銭と続落。朝方は、円弱含みを支えに買いが先行し、2万3438円43銭(前日比28円24銭高)まで強含む場面があった。一巡後は利益確定売りに押されて下げに転じ、一時2万3333円63銭(同76円56銭安)まで軟化した。その後下げ渋ったが、戻りは鈍く、前引けにかけて上値の重い動きとなった。現地11日のFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表を始め、15日には対中制裁関税「第4弾」の発動期限を迎えなど重要イベントを控え、持ち高調整売りに傾いた。
東証1部の出来高は5億4170万株、売買代金は8671億円。騰落銘柄数は値上がり673銘柄、値下がり1367銘柄、変わらず16銘柄。
業種別では、商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株が軟調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、野村<8604.T>、マネックスG<8698.T>などの証券商品先物株も売られた。三井倉HD<9302.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸関連株や、任天堂<7974.T>、コクヨ<7984.T>などのその他製品株も安い。
半面、日水<1332.T>などの水産農林株が堅調。関西電力<9503.T>、大阪ガス<9532.T>などの電気ガス株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株も高い。
個別では、ベステラ<1433.T>、木村化<6378.T>、福井コンH<9790.T>、サイバーL<3683.T>、SI<3826.T>などの下げが目立った。半面、グッドコムA<3475.T>、ソリトン<3040.T>、スターティア<3393.T>、ラサ工業<4022.T>、平河ヒューテ<5821.T>などの上げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、28業種が下落した。
提供:モーニングスター社
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