日経平均は32円高と3日ぶり反発、1部の騰落銘柄は値下がり1300超と値上がりを上回る=12日後場

 12日の日経平均株価は、前日比32円95銭高の2万3424円81銭と3日ぶりに反発して取引を終了した。前日の底堅い動きや、現地11日の米国株式が3日ぶりに反発したことなどから朝方は買いが先行。一時戻り待ちの売りに押され、下げに転じる場面もみられた。その後切り返す動きをもみせ、午後1時30分には、同76円29銭高の2万3468円15銭を付けた。引けにかけては、手じまい売りにやや上げ幅を縮小した。為替市場では、ドル・円が1ドル=108円50銭台(11日終値は108円72-73銭)で小動き。東証1部の出来高は11億4442万株、売買代金は1兆9935億円。騰落銘柄数は値上がり708銘柄、値下がり1342銘柄、変わらず107銘柄だった。

 市場では、「積極的に売買を手掛ける向きが少なく、閑散とまでは言えないが、動意に乏しい展開だった。あす13日には12月調査の日銀短観が公表されることも、手控えにつながったようだ」(中堅証券)との見方があった。

 業種別では、SUMCO<3436.T>、LIXILG<5938.T>などの金属製品株や、日立建機<6305.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株が上昇。王子HD<3861.T>、レンゴー<3941.T>などのパルプ紙株や、ソニー<6758.T>、ファナック<6954.T>などの電機株も高い。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、NTTドコモ<9437.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も堅調。JR西日本<9021.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も上げた。東証業種別指数は、9業種が上昇、24業種が下落した。

 個別では、巴<1921.T>、大真空<6962.T>、ジェコス<9991.T>、ローツェ<6323.T>、アクセル<6730.T>などが上昇。半面、Hamee<3134.T>、LITALI<6187.T>、いであ<9768.T>、グッドコムA<3475.T>、ミサワ<3169.T>などが下落した。

(イメージ写真提供:123RF)

提供:モーニングスター社

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