(再送)三井ハイが急落し75日線割れ、業績予想の減額嫌気、リードフレーム低迷

株式

2019/12/13 12:20

 三井ハイテック<6966.T>が5日ぶりに急反落し、9月以来の安値を付けた。12日に20年1月期の連結業績予想を引き下げた。

 同社はスマートフォン向けのリードフレームやEV(電気自動車)用モーターの中核部品「モーターコア」を手掛ける。今期の営業損益は2億円の赤字(前期は5億円の黒字)を見込む。従来は3億円の黒字を計画していた。スマホや車載用のリードフレームの低迷に加え、原材料価格の上昇も圧迫する。自社株買い枠を設定(上限7億円・3.5万株=発行済株式総数の0.95%)したものの、支援材料にならなかった。

 株価は年初からの上昇基調で12日に年初来高値の2171円(昨年末比2.6倍)まで買われていた。この日は利益確定売りも相まって、前日比22.6%安の1658円まで下落。8月末以降上回っていた75日移動平均線を約3カ月半ぶりに割り込んだ。

提供:モーニングスター社

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