<相場の読み筋>12月16日
2019/12/16 7:33
前週末13日の米国株式は、3日続伸した。NYダウが前日比3.33ドル高の2万8135.38ドル、ナスダック総合指数が同17.561ポイント高の8734.879ポイントで取引を終了。ナスダック総合指数は連日で史上最高値を更新した。出来高概算は、ニューヨーク市場が8億4446万株、ナスダック市場が21億4401万株だった。中国政府が、米国と貿易交渉で第1段階の合意に達したと発表。米政府は15日に予定していた追加関税の発動を見送ったことなども好感され、NYダウは一時150ドルを超える上昇をみせる場面もあった。買い一巡後は、週末のポジション調整や利益確定の売りなどに押され、上げ幅を縮小した。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アップルやマイクロソフト、インテルなどが堅調で同指数の上昇を支えた。
16日の東京株式は、軟調な展開か。前週末13日の日経平均株価は、米中貿易交渉での第1段階の合意報道を受け、2万4000円台に乗せるなど急騰を演じた。その反動や、同13日の米国株式が小幅高に留まったことから、利益確定売りが先行しそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の前半(前週末13日終値は109円62-63銭)、ユーロ・円が1ユーロ=121円台の後半(同122円39-43銭)と円高方向に振れていることも重しとなりそう。前週末13日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、TDK<6762.T>、アドバンテスト<6857.T>、キーエンス<6861.T>などが、同13日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の3月限円建て清算値は、同13日の大阪取引所終値比60円安の2万3900円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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