豪ドル週間場況=豪11月雇用統計などに注目

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2019/12/16 16:42

豪ドル高・円安 75.19円(+0.92円)

 9-13日の豪ドル・円は上昇した。週初9日から10日にかけては、11日のFOMC(米連邦公開市場委員会)結果公表を控え小動きに終始した。11日、FOMCで米利下げの打ち止めが決まり、20年の金利見通しも現在の低金利が据え置かれるとの見方が優勢となったことで豪ドル・ドルが上昇。豪ドル・円もツレ高となり、12日にかけて上値を伸ばした。その後、米中貿易協議の第1段階で原則合意したと報じられ、リスクオンムードが加速。豪ドル・円は13日も買い先行となったが、次第に利益確定売りに押された。

 債券市場では、短期債利回り、長期債利回りともに上昇した。米中貿易協議の第1段階で原則合意。リスクオンムードが高まり、安全資産とされる豪債券は売られた。豪ドル建て2年債利回りは前週末の0.73%から0.82%に上昇、豪ドル建て10年債利回りは前週末の1.13%から1.26%に上昇して越週した。

 16-20日の豪ドル・円は底堅い展開か。足元は米中通商の第1段階合意が成立し、先行き不透明感が後退している。国内外の経済イベントでは、12月開催RBA(豪準備銀行)理事会議事録公表、豪11月雇用統計、日銀金融政策決定会合、米7-9月期GDP(国内総生産)確定値などに注目したい。

提供:モーニングスター社

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