10日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、米12月雇用統計を控え次第に様子見か

為替

2020/1/10 8:46

ドル・円予想レンジ:1ドル=109円10銭-109円90銭

 10日の東京外国為替市場のドル・円は、徐々に様子見ムードが広がっていくとみられる。

 きのうの米国時間は、イランに対し米国が強硬姿勢を取らなかったことを受けたリスクオンムードが持続し、米主要株価指数が揃って史上最高値を更新。ドル買い・円売り優勢の展開となった。

 きょう東京時間でも、日経平均株価が買い先行となればドル・円を支援しそう。3連休前の5・10日(ごとおび)にあたることから、国内輸入企業からのドル買い・円売りも入りやすいとみられる。ただ、米国時間に米12月雇用統計の発表が控えていることもあり、次第に様子見ムードが強まることが想定される。

 なお、豪州では11月小売売上高の発表がある。通常はドル・円に対するインパクトはあまり高くないものの、なかなか収束しない森林火災が豪経済にダメージを与えるとの見方もあり、小売売上高が弱い結果となれば、豪利下げ観測再燃から豪ドル・円が下落し、ドル売り・円買いにつながる可能性もあるので、注視したい。

<主な経済指標・イベント>

国内:11月景気動向指数

米国:12月雇用統計

その他:豪11月小売売上高、ブラジル12月拡大消費者物価指数

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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