<相場の読み筋>1月14日

2020/1/14 7:35

 13日の米国株式は、反発した。NYダウが前週末比83.28ドル高の2万8907.05ドル、ナスダック総合指数が同95.071ポイント高の9273.932ポイントで取引を終了。ナスダック総合指数は2日ぶりに史上最高値を更新した。出来高概算は、ニューヨーク市場が8億3439万株、ナスダック市場が24億9556万株だった。米中貿易協議での第1段階の合意を15日に控え、米ウォール・ストリート・ジャーナルは11日、今回の合意の署名に合わせ、両国が新たな包括経済対話の枠組みを設置すると報道。貿易交渉の進展が期待され、買い優勢の展開となった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アップルやマイクロソフト、フェイスブックなどが買われ、同指数の上昇をけん引した。

 14日の東京株式は続伸後、堅調な展開か。前週末の堅調な地合いに加え、現地13日の米国株式が反発したこともあり、買い先行のスタートとなりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の後半(前週末10日終値は109円56-58銭)、ユーロ・円が1ユーロ=122円台の半ば(同121円68-72銭)と円安方向に振れている。輸出関連銘柄を中心に買い戻す動きが強まり、日経平均株価は、心理的なフシ目となる2万4000円を試す場面も想定される。13日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、TDK<6762.T>、三菱UFJ<8306.T>、ソフバンG<9984.T>などが、前週末10日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同10日の大阪取引所終値比140円高の2万3940円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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