<相場の読み筋>1月15日
2020/1/15 7:33
14日の米国株式は、NYダウが前日比32.62ドル高の2万8939.67ドルと続伸、ナスダック総合指数は同22.603ポイント安の9251.329ポイントと反落して取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が9億1588万株、ナスダック市場が25億3万株だった。NYダウは、JPモルガンやシティグループの好決算を受け買いが先行した。ただ、米ブルームバーグ通信は、米政府が中国と15日に貿易協議で第1段階の署名を行った後、中国の遵守状況を確認してから、発動済み関税の引き下げの可否が判断されると報道。早期の関税引き下げ期待が後退し、上げ幅を縮小した。一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アップルやアルファベット(グーグルの持ち株会社)、アマゾン・ドット・コムなどが軟調で、同指数の重しとなった。
15日の東京株式は、もみ合い展開か。きのう14日の日経平均株価は3日続伸し、終値ベースで心理的なフシ目の2万4000円台を約1カ月ぶりに回復した。投資家心理のさらなる良化が期待されるものの、目先的な達成感から利益確定売りも出やすいとみられる。全体相場を押し上げる手掛かり材料に乏しいなか、個別株物色が中心になりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の後半(14日終値は109円98-99銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=122円台の前半(同122円54-58銭)とやや円高に振れている。14日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ソニー<6758.T>、KDDI<9433.T>、ソフバンG<9984.T>などが、14日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所終値比20円安の2万3980円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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