オリンパスが昨年来高値、野村証は「Buy」継続、目標株価は2050円に引き上げ

株式

2020/1/15 16:09

 オリンパス<7733.T>が反発、58.5円高の1792円まで買われ、昨年11月7日につけた昨年来高値1766円を更新した。

 野村証券では14日付で、投資判断「Buy」(買い)を継続、目標株価は1600円から2050円に引き上げている。医療事業の企業変革に伴う一過性費用を考慮するものの、TSD事業の成長性を見直し、中長期の業績予想を上方修正し、あわせて目標株価を2050円に引き上げるとしている。短期的には好業績が続くと予想、20年3月期9月中間期は50億円前後の実質的コスト削減となり、4-6月期の6億円に比べコスト削減効果が大きいと指摘している。

 また、海外の人員減を中心にした25年3月期までに約250億円のコスト削減の予想を変えておらず、企業変革に伴う一時費用が20年3月期から22年3月期まで総額250億円発生することを新たに業績予想に織り込んだともしている。

 同証券では連結営業利益について、20年3月期900億円(前期比3.2倍、従来860億円、会社側計画は900億円)、21年3月期1220億円(従来1180億円)、22年3月期1480億円(同1470億円)と試算している。

 15日の終値は、前日比39.5円高の1773円。

提供:モーニングスター社

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