日経平均は30円程度高、買い先行後は積極的に上値を追う動きは鈍いもよう=16日寄り付き

 16日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前日比30円程度高い2万3946円前後で推移する。きのう15日に下げ渋る動きをみせていたことや、現地15日の米国株式市場で、NYダウが3日続伸して9日に付けた史上最高値を更新し、ナスダック総合指数も反発するなど、堅調な展開だったことから、買いが先行。午前9時18分には、同58円80銭高の2万3975円38銭を付けている。ただ、買い手掛かり材料に乏しいことから、積極的に上値を追う動きは鈍いようだ。シカゴ日経平均先物の清算値は、15日の大阪取引所終値比25円高の2万3935円だった。

 業種別では、武田薬<4502.T>、アステラス薬<4503.T>などの医薬品株や、出光興産<5019.T>、JXTG<5020.T>などの石油石炭製品株が上昇。中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、アサヒ<2502.T>、キリンHD<2503.T>などの食料品株も高い。イオン<8267.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も堅調。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、大日印<7912.T>、ヤマハ<7951.T>などのその他製品株も上げている。

 個別では、TOW<4767.T>、セラク<6199.T>、ケミファ<4539.T>、エアーテック<6291.T>、大幸薬品<4574.T>などが上昇。半面、マルカ<7594.T>、ニッケ<3201.T>、コーセーRE<3246.T>、Jリース<7187.T>、昭電線HD<5805.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=109円台の後半(15日終値は1ドル=109円90-92銭)、1ユーロ=122円台の半ば(同122円30-34銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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