日経平均は16円高と小幅反発、東証1部の売買代金は大納会以来の2兆円割れ=16日後場
16日の日経平均株価は、前日比16円55銭高の2万3933円13銭と小幅に反発して取引を終了した。朝方は、きのう15日の下げ渋る動きや、現地15日の米国株式市場で、NYダウが史上最高値を更新したことから、買いが先行。午前9時18分には、同58円80銭高の2万3975円38銭を付けている。ただ、買い一巡後は、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好となり、小幅安となる場面もみられた。買い手掛かり材料に乏しいこともあり、様子見ムードも広がった。為替市場では、ドル・円相場が1ドル=109円90銭台(15日終値は109円90-92銭)と小動きが続いた。東証1部の出来高は10億3301万株で、売買代金は1兆9376億円と昨年12月30日(1兆4338億円)以来となる2兆円割れとなった。騰落銘柄数は値上がり654銘柄、値下がり1406銘柄、変わらず100銘柄だった。
市場では「景気の先行指数とされる工作機械受注は昨年12月が前年同月比34%減(速報値)とさえず、20年3月期第3四半期(19年3-12月)の決算に対する期待感やや後退し、手控えにつながった」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、武田薬<4502.T>、アステラス薬<4503.T>などの医薬品株や、出光興産<5019.T>、JXTG<5020.T>などの石油石炭製品株が上昇。中部電力<9502.T>、関西電力<9503.T>などの電気ガス株や、アサヒ<2502.T>、キリンHD<2503.T>などの食料品株も高い。7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株や、ANA<9202.T>、パスコ<9232.T>などの空運株も堅調。トヨタ<7203.T>、SUBARU<7270.T>などの輸送用機器株や、太平洋セメ<5233.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株も上げた。東証業種別指数は、11業種が上昇、22業種が下落している。
個別では、セラク<6199.T>、TOW<4767.T>、ケミファ<4539.T>、ベイカレント<6532.T>、テラスカイ<3915.T>などが上昇。半面、マルカ<7594.T>、ベクトル<6058.T>、ニッケ<3201.T>、モリ工業<5464.T>、ヨシムラFH<2884.T>などが下落した。
(イメージ写真提供:123RF)
提供:モーニングスター社
関連記事
-
16日後場マーケット情報=日経平均は16円55銭高の2万3933円13銭
・日経平均株価 2万3933円13銭(+16円55銭)・高値2万3975円38銭/安値2万3905円38銭・TOPIX 1728.72(-2.34)・値上がり654/値下がり1406/変わらず100・・・・…続き
-
マザーズ指数続落、ロゼッタなど上昇=新興市場・16日
マザーズ指数が続落。個別物色の傾向が強まっており、新興市場もテーマ株中心の展開となっている。主力ではUUUM、エヌ・ピー・シー、サンバイオが軟調で、ロ・・・…続き
速報ニュース
-
225オプション・コール(期近・3月29日・権利行使価格4万1000円)
3時間前
-
225オプション・プット(期近・3月29日・権利行使価格4万円)
3時間前
-
3時間前
-
3時間前
-
お知らせ=「今晩のNY株の読み筋」はグッドフライデーで休場のため休みます
3時間前
-
来週の東京外国為替市場見通し=日米金利差に変化あるか、米3月雇用統計に焦点
3時間前
-
3時間前
-
3時間前
-
3時間前
-
3時間前