santecは増額修正有力、5G関連でも注目

株式

2020/1/16 16:46

 光通信部品と測定器のsantec<6777.T>は20年3月期業績予想の増額修正期待が大きな軽量株。株価も再上昇基調に入って昨年来高値に接近してきている。製造現場向けの波長可変光源、パワーメーターなどを組み合わせた部品評価システムが想定以上に好調な推移となっている。

 今上期の連結業績は売上高29億6200万円(前年同期比28.9%増)、営業利益4億4900万円(同77.2%増)となった。部品評価システムは中国向けに伸びており、光部品関連事業では北米向け光モニター製品が好調。上期の営業利益の進ちょく率は57.2%に達している。通期業績計画は、米中貿易摩擦の影響から北米顧客から買い控えの動きが出ることを想定して控えめに策定しており、上ブレ余地が膨らんでいる。

 今後は5G(次世代高速通信システム)関連の需要も高まってきており、テーマ性への投資家の注目度も高まっていきそうだ。

 16日の終値は、前日比21円高の2248円。

提供:モーニングスター社

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