<相場の読み筋>1月17日

2020/1/17 7:31

 16日の米国株式は、NYダウが前日比267.42ドル高の2万9297.64ドルと4日続伸、ナスダック総合指数が同98.436ポイント高の9357.131ポイントと続伸して取引を終了。NYダウは連日で、ナスダック総合指数は3日ぶりに史上最高値を更新した。出来高概算は、ニューヨーク市場が8億4619万株、ナスダック市場が24億7890万株だった。米1月フィラデルフィア連銀の製造業景況指数がプラス17.0となり、市場予想平均のプラス3.8を大きく上回った。また、米19年12月の小売売上高が前月比0.3%増と市場予想平均と一致したが、堅調な米景気を評価する動きが強まった。NYダウ採用銘柄では、シスコ・システムズやホーム・デポ、ゴールドマン・サックスなどが値上がり率の上位に入っている。

 17日の東京株式は続伸後も、しっかりした展開か。きのう16日の堅調地合いや、現地16日の米国株式市場で、NYダウとナスダック総合指数が揃って史上最高値を更新した動きなどから、買いが先行するとみられる。SOX(フィラデルフィア半導体株)指数も上昇していることから、半導体関連銘柄を中心に堅調な展開が期待される。為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の前半(16日終値は109円97-98銭)とやや円安に振れ、ユーロ・円は1ユーロ=122円台の半ば(同122円59-63銭)と小動き。16日のADR(米国預託証券)は円換算値で、パナソニック<6752.T>、キーエンス<6861.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、16日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所終値比115円高の2万4055円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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