日経平均は117円高と続伸、米国株の最高値更新で買い先行、取引時間中で3日ぶり2万4000円回復

 17日前場の日経平均株価は前日比117円03銭高の2万4050円16銭と続伸。取引時間中では3日ぶりに2万4000円台を回復した。朝方は、良好な米経済指標や企業決算を背景に16日の米主要3株価指数が最高値を更新した流れを受け、買いが先行した。円安・ドル高も支えとなり、寄り付き直後に2万4115円95銭(前日比182円82銭高)まで上昇した。一巡後は、利益確定売りに2万4013円75銭(同80円62銭高)まで伸び悩んだが、その後は底堅く推移した。

 東証1部の出来高は5億1136万株、売買代金は9187億円。騰落銘柄数は値上がり1285銘柄、値下がり745銘柄、変わらず129銘柄。

 市場からは「米株最高値の流れのなか、堅調な動きだ。国内決算を見極めたいとの空気はあるが、中味が悪いのは分かっており、そう売られることはないだろう。市場は来期以降の回復を見据えている」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、LIXILG<5938.T>、洋缶HD<5901.T>などの金属製品株や、商船三井<9104.T>、郵船<9101.T>などの海運株が堅調。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、三菱UFJ<8306.T>、ゆうちょ銀行<7182.T>などの銀行株も買われた。三菱倉<9301.T>、近鉄エクス<9375.T>などの倉庫運輸関連株や、日本製鉄<5401.T>、神戸鋼<5406.T>などの鉄鋼株も高い。

 半面、関西電力<9503.T>、四国電力<9507.T>などの電気ガス株が軟調。イオン<8267.T>、丸井G<8252.T>などの小売株や、サイバー<4751.T>、カカクコム<2371.T>などのサービス株も安い。

 個別では、三洋貿易<3176.T>、いであ<9768.T>、日電波<6779.T>、ヤマト<1967.T>、テラスカイ<3915.T>などの上げが目立った。半面、エムアップ<3661.T>、タカショー<7590.T>、インソース<6200.T>、ミダック<6564.T>、Wスコープ<6619.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、27業種が上昇した。

提供:モーニングスター社

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