<特集>チャートで選ぶ注目株(4)=アトミクス―三角もちあい形成、短期急騰型の株価習性も

株式

2020/1/17 18:05

 アトミクス<4625.T>の出直りに期待したい。株価は、19年11月12日に戻り高値790円を付けて以降、上値を切り下げているが、一方で下値も徐々に切り上がり、三角もちあい形成のパターンにある。すでに5日・25日・75日の各移動平均線が収れんしつつあり、きっかけ一つで急動意を示す可能性がある。PER16倍台、PBR0.4倍台と割り負け感があり、短期急騰型の株価習性も見逃せない。

 同社は昨年11月に20年3月期の連結業績予想を下方修正した経緯があるが、それも織り込んだ。自然災害の影響を踏まえ、営業利益で前回予想の4億3000万円から3億9000万円(前期比39.2%増)に引き下げたが、増益基調は不変。主力の塗料販売事業において、路面標示材と、視覚障がい者誘導用シートおよび路面標示で使用する施工機械の販売が順調で収益を支える。来21年3月期については建築用・床用塗料が回復し、営業2ケタ増益が観測されており、改めて見直しの目が向けられそうだ。

提供:モーニングスター社

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