<相場の読み筋>1月20日
2020/1/20 7:45
前週末17日の米国株式は、NYダウが前日比50.46ドル高の2万9348.10ドルと5日続伸、ナスダック総合指数が同31.813ポイント高の9388.944ポイントと3日続伸して取引を終了。NYダウは3日、ナスダック総合指数は連日で史上最高値を更新した。出来高概算は、ニューヨーク市場が9億8840万株、ナスダック市場が25億1313万株だった。 米19年12月の住宅着工件数が季節調整済みの年率換算で160万8000件となり、市場予想平均の138万件を大きく上回ったことを好感。米中貿易協議で、第1段階の合意がなされたことによる米景気への好影響を期待する動きも支えとなった。ただ、利益確定売りに上値は重かった。NYダウ採用銘柄では、ビザやダウ(旧ダウ・デュポン)、トラベラーズなどが値上がり率上位に入っている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末17日の大阪取引所終値比5円高の2万4035円だった。
20日の東京株式市場は、もみ合い商状か。米中景気の改善期待などを背景に前週末17日の米国株式市場で、NYダウ、ナスダック総合株価指数、S&P500種株価指数の主要3株価指数が連日で最高値を更新し、支えとして意識されよう。ただ、やや円高・ドル安に傾いており、輸出関連株には重しとなりやすい。主要企業の決算発表を控えている上、現地20日の米国市場はキング牧師生誕記念日で休場となり、手掛かり材料に乏しくなることもあり、売買一巡後は様子見気分に傾く可能性もある。東京外国為替市場では、ドル円が1ドル=110円10銭(前週末終値は110円20銭-22銭)、ユーロ円が1ユーロ=122円10銭台(同122円72銭-76銭)で推移している。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所終値比5円高の2万4035円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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