日経平均は20円程度安、売り先行後も小安い展開が続く=21日寄り付き

 21日午前9時36分すぎの日経平均株価は、前日比20円程度安い2万4060円前後で推移する。午前9時4分には、同41円19銭安の2万4042円32銭を付けている。きのう20日の堅調地合いや、為替市場での落ち着きがみられるものの、終値ベースで19年12月17日の昨年来高値を更新したことから、利益確定売りが先行したようだ。その後は、方向感に乏しく、小安い展開が続いている。大阪取引所ナイトセッションでは、20日終値比40円安の2万4040円だった。

 業種別では、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株が下落。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も安い。信越化<4063.T>、富士フイルム<4901.T>などの化学株や、三井金属<5706.T>、古河電工<5801.T>などの非鉄金属株も軟調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も下げている。

 個別では、東芝機<6104.T>、ランド<8918.T>、学情<2301.T>、アイスタイル<3660.T>、NSSOL<2327.T>などが下落。半面、前田道路<1883.T>、シンシア<7782.T>、BBT<2464.T>、エアーテック<6291.T>、鳥居薬<4551.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時36分時点で、1ドル=110円台の前半(20日終値は1ドル=110円12-13銭)、1ユーロ=122円台の前半(同122円17-21銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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