<特集>好需給と好業績期待で選ぶ(3)=リコ――多角化戦略も順調に進展

株式

2020/1/24 17:58

 リコー<7752.T>をマークしたい。同社株の日本証券金融における同社株の貸借残高は23日申込時点で、融資残1万6400株、貸株残101万4000株で、差し引き99万7600株の大幅な貸株超となっている。株価は、1月24日に昨年来高値となる1281円を付ける場面がみられるなど堅調に推移。貸借取引で大幅な貸株超過の状況にあり、1日当たり1株につき5銭の逆日歩も発生している。株価が昨年来高値を取る強い動きとなるなか、買い戻しの動きを誘う展開が見込まれる。

 20年3月期の連結業績予想(IFRS)は、売上高2兆100億円(前期比0.2%減)、営業利益1000億円(同15.2%増)を据え置き。第2四半期(19年4-9月)の営業利益は486億4800万円(前年同期比6.5%減)にとどまり、進ちょく率は48.6%となったが、標準的な進ちょく率は45%程度としており、順調に推移しているようだ。

 また、同社の多角化戦略も順調に進んでいるもよう。今月15日には、室内照明のような微弱な光でも高い発電性能を発揮する固体型色素増感太陽電池モジュール「RICOH EH DSSCシリーズ」を、2月下旬から順次販売すると発表。固体型の色素増感太陽電池モジュールそのものの提供を開始することで、各種センシングデバイスや発光デバイス、スイッチなどの自立型電源としての活用が期待される。

提供:モーニングスター社

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