<無料公開>新型コロナウイルスで訪日客にブレーキ、インバウンド株に売り圧力警戒

新型肺炎

2020/1/27 8:38

 中国本土で患者数が2000人を超えた新型コロナウイルスによる肺炎が、春節(旧正月)期の日本のインバウンド(訪日外国人観光客)に影を落としている。中国政府はきょう27日から、すべての海外団体旅行を禁止。日本の観光地にはホテルのキャンセルなどの影響が及び、株式市場でも関連銘柄の売り圧力につながりそうだ。

 新型肺炎による死者数は26日時点で56人まで増え、中国本土のほかにも日本を含む14の国と地域に感染が広がっている。ウイルスの拡散に歯止めを掛けたい中国政府は、海外への団体旅行やパック旅行を取りやめるよう旅行会社に命じたという。

 日本は中国人にとって最も人気のある旅行先。訪日客数は昨年が959万人に上った。春節期間だけでも40万人程度の訪日が見込まれていただけに、観光業界にとって大きな痛手となることは必至。また、規制の前にウイルスの発生元の武漢市から日本に到着した人が肺炎を発症したケースもあり、感染拡大のリスクも残る状況だ。

 レジャーや消費、運輸を中心に関連銘柄には警戒感が広がる。特に長期的な上昇率が高いものには利益確定売りが膨らみやすそうだ。

<ここ1年の上昇率が大きいインバウンド株>

 銘柄(コード) 対12カ月前上昇率

 シュッピン(3179) 74.5%

 OLC(4661) 41.3%

 キリン堂HD(3194) 39.4%

 ココカラF(3098) 32.3%

 マツモトキヨ(3088) 31.5%

 日空ビル(9706) 29.1%

 ケーズHD(8282) 26.5%

 ファンケル(4921) 25.5%

 ベルトラ(7048・M) 21.8%

 ビジョン(9416) 19.2%

 ラオックス(8202・(2)) 19.2%

 花王(4452) 18.7%

 JR西日本(9021) 18.6%

 よみランド(9671) 18.4%

 コスモス薬(3349) 16.7%

 マンダム(4917) 15.7%

 資生堂(4911) 15.4%

 Jフロント(3086) 12.6%

 京急(9006) 11.0%

 ユニチャム(8113) 10.3%

(イメージ写真提供:123RF)

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