<相場の読み筋>1月31日
2020/1/31 7:30
30日の米国株式は、3日続伸した。NYダウが前日比124.99ドル高の2万8859.44ドル、ナスダック総合指数が同23.770ポイント高の9298.934ポイントで取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が8億7987万株、ナスダック市場が23億7644万株だった。新型肺炎の流行による世界経済への影響を警戒し、売りが先行した。WHO(世界保健機関)は同日、新型肺炎に関し「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言したが、一方で、貿易や人の移動を制限することは勧告しないとした。新型肺炎に対する過度な警戒感が後退し、上昇に転じた。NYダウ採用銘柄では、好決算を発表したコカ・コーラやマイクロソフトが買われたほか、ゴールドマン・サックスも値上がり率の上位に入っている。
31日の東京株式は反発後、上値が重い展開か。きのう30日に急落した反動や、現地30日の米国株式が3日続伸した動きなどから、買いが先行するとみられる。ただ、買い一巡後は、週末と月末が重なることもあり、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好となる場面も想定される。為替市場は、ドル・円が1ドル=108円台の後半(30日終値は108円86-87銭)、ユーロ・円が1ユーロ=120円台の前半(同119円87-91銭)と落ち着いた動きとなっている。30日のADR(米国預託証券)は円換算値で、パナソニック<6752.T>、ソニー<6758.T>、TDK<6762.T>などが、30日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、30日の大阪取引所終値比225円高の2万3195円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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