日阪製が一時急伸、20年3月期第3四半期の大幅な増益着地を好感

株式

2020/2/14 17:05

 日阪製作所<6247.T>が急伸し、35円高の978円を付けた。14日午後2時、20年3月期第3四半期(19年4-12月)の連結決算を発表。大幅な増益で着地し、好感された。

 第3四半期決算は、売上高が243億6500万円(前年同期比7.0%増)、営業利益が17億6900万円(同17.8%増)だった。売上高は、熱交換器事業で、半導体、産業機械、空調関連の中小型汎用品の販売が低調にとどまり減収だった。ただ、食品機器部門で米飯プラント、乳製品プラントの大型案件があったほか、染色仕上機器部門でも国内外の更新案件が好調に推移したことで増収となった。利益面では、熱交換器事業の利益率が低下したものの、プロセスエンジニアリング事業、バルブ事業、その他事業の売上高増による利益の増加が寄与した。

 20年3月期業績予想は、売上高310億円(前期比0.2%増)、営業利益21億円(同2.9%増)を据え置き。第3四半期決算の通期業績予想に対する進ちょく率は、売上高で78.6%、営業利益で84.2%となっている。

 14日の終値は、前日比4円安の939円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ