20日の債券市場見通し=売り先行も20年国債入札後は下げ渋る展開か

債券

2020/2/20 8:41

予想レンジ:債券先物中心限月(20年3月限)152.50円-152.80円、長期国債利回りマイナス0.070%-マイナス0.040%

 19日の債券市場は、売り先行も20年国債入札後は下げ渋る展開か。堅調な展開か。

 前日の米国債は軟調。中国で新型ウイルス感染者の伸びが鈍化したことや、中国当局による景気刺激策への期待感が、リスク回避ムードを後退させた。米1月卸売物価や同住宅着工件数の結果も相場の重石になった。

 国内市場は売り先行でスタートしそうだ。中国での利下げが有力視されている。「3カ月ぶりの利下げが決まれば、リスク回避ムードを和らげる要因となり、昨年5月以来となる1ドル=111円台まで進んでいるドル高円安傾向に弾みがつく可能性がある」(銀行系証券)という。財務省が実施する20年国債入札が需給面からのサポートし、入札後は下げ渋りそうだ。

提供:モーニングスター社

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