アトムリビンに再評価―積極的商品展開、販路拡大が奏功

株式

2020/2/21 15:59

 アトムリビンテック<3426.T>は家具金具など住宅用内装金具のファブレス(工場を持たない)メーカーで、独自商品の企画、開発を行っている。20年6月期は業績好調で、上期の連結業績は大幅な増益となった。1月には通期業績予想を上方修正している。

 上期の単体業績は売上高55億3800万円(前年同期比3.4%増)、営業利益4億4300万円(同15.9%増)だった。同社は「内装金物(住まいの金物)の全般」を自社ブランドで網羅する「住空間創造企業」を目指しており、積極的な商品展開、販路拡大に取り組んだことが奏功している。

 通期業績予想は売上高108億8000万円(前期比2.7%増)、営業利益6億8000万円(同2.3%増)を見込んでいる。期初予想は売上高107億2000万円、営業利益4億8000万円だった。

 通期予想に対する上期業績の進ちょく率は売上高50.9%、営業利益65.1%で利益面が高い。

 株価は1400円台のもみ合いが続いている。しかし、今期予想PERは12倍台、前期実績PBR(株価純資産倍率)は0.6倍程度で、割安感が強い。今後の見直しが期待できそうだ。

 21日の終値は、前日比13円高の1468円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ