藤井産業は上方修正を期待―PER8倍、PBR0.5倍

株式

2020/2/21 16:19

 藤井産業<9906.T>は20年3月期業績計画の上方修正期待が大きな軽量株。北関東を地盤に電設資材、電気機器商社を手掛ける。配線工事など5G(次世代高速通信システム)関連需要も取り込むビジネスでテーマ性も内包している。

 今期は総合建築工事と設備システムの大型案件が順調に進ちょくしており、学校空調機器案件も好調に推移。上期業績は当初計画を大幅に上回って通過した。一方で通期の業績計画は当初の見込みを変更しておらず、連結売上高755億円(前期比3.5%増)、営業利益23億円(同6.2%減)を据え置いている。ただ、第3四半期累計の営業利益は21億3200万円で通期計画と比較した進ちょく率は92.7%に達している。

 株価は昨年来高値圏にあるものの、PER8倍台、PBR(株価純資産倍率)0.5倍台と割安感が強く、高値圏でも売り需要は限られている。一方で日々の流動性の低さは参戦のネック。

 21日の終値は、前日比3円高の1680円。

提供:モーニングスター社

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