来週の東京外国為替市場見通し=新型コロナウイルスの世界経済への影響をめぐる見方に左右される相場か

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為替

2020/2/21 17:13

予想レンジ:1ドル=109円50銭-113円00銭

 17-21日のドル・円は下落した。週初17日は米国市場が休場となる中で小動き。18日は中国発の新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大懸念がくすぶり上値の重たい展開だった。19日、日経平均株価の大幅反発を背景にドル・円は1ドル=110円台を突破した。その後、新型コロナウイルスの新規感染者減少を背景にドル・円はジリ高歩調を強め、欧米株高、強い米経済指標などを受けリスクオンムードが加速すると111円台半ばまで上伸。この日だけで1円50銭以上の値幅で動いた。20日も日本および中国の株高を背景にドル・円は上値を伸ばし、19年4月26日以来の112円台に乗せた。21日東京時間も112円ちょうど近辺では底堅さがみられた。

 目先は22-23日にわたりサウジアラビアで開催されるG20(主要20カ国・地域)財務相・中央銀行総裁会議に注目が集まる。中国発の新型コロナウイルス感染拡大は、中国経済のみならず世界各国に影響が出始めている。麻生太郎財務相は日本のウイルス対応について各国に説明していくとしており、G20の場でも世界経済への影響が議論されそうだ。各国の共通認識が声明に反映されるとみられるが、不透明感が残れば週明けはリスクオフムードとなりそうだ。ただ、足元は「リスクオフの円買い」から「ドル買い」に潮目が移っている可能性がある。堅調な米経済に資金が流入し、ウイルスの感染が拡大している日本において円は逃避資産ではなくなったとの判断から円を売り、ドル・円の上昇につながっているとの見方もある。

 米経済指標では、1月新築住宅販売件数、1月個人消費支出(PCEコアデフレーター)などが発表予定となっている。

 ドル・円のレンジは19年4月24日に付けた高値112円40銭が当面の上値メドとなるが、そこを上抜ければ113円が目先のフシとなる。下方向は13週移動平均線近傍の109円50銭。

提供:モーニングスター社

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