来週の日本株の読み筋=上値の重い展開か、新型肺炎による国内景気の後退リスクを警戒

国内市況

株式

2020/2/21 17:57

 来週(25-28日)の東京株式市場は、上値の重い展開か。米大統領選に向けた官製相場的な米国株式の頑強さが日本株のサポート要因として意識されるが、リスクオフ傾向下での円安進行という、これまでにあまり見られなかった現象が起きている点には注意が必要だ。市場では、「足元の円安は、国内景気に対する不透明感の表れであり、素直に好感できない」(準大手証券)との指摘が出ている。

 新型肺炎は日本経済にマイナス作用しつつあり、投資家にとっては動きにくい状況だ。その影響は、製造業にとどまらず、イベントの開催中止や外出の自粛を通じて幅広い業種に及ぶことになる。景況感が落ち込み、回復までには長い期間を要する恐れが出ている。一部では、「相場に織り込むのはこれからであり、今後発表される経済指標の結果いかんでは調整色を強めることになる」(銀行系証券)との声も聞かれる。

 スケジュール面では、国内で28日に1月失業率・有効求人倍率、1月鉱工業生産などが発表される。特に、鉱工業生産における2、3月の生産予測調査で新型肺炎の影響がどの程度反映されるかが注目される。一方、海外では24日に独2月Ifo景況感指数、25日に米2月CB消費者信頼感指数、26日に米1月新築住宅販売、27日に米19年10-12月期GDP改定値などが予定されている。

 21日の日経平均株価は3日ぶりに反落し、2万3386円(前日比92円安)引け。朝方は、新型肺炎リスクへの警戒感から20日の米国株式が下落した流れを受け、売りが先行した。その後、円安・ドル高を支えに上げに転じ、一時100円超の上昇となった。一巡後は、円安一服もあって前日終値近辺でもみ合う場面が目立ったが、その後は株価指数先物売りを交えて大引けにかけて再び軟化した。時間外取引で米株価指数先物が軟調に推移し、重しとなった面もある。

提供:モーニングスター社

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