三菱商が3日ぶり反落、大和証は「1」継続、目標株価は3500円に引き下げ

株式

2020/2/25 15:56

 三菱商事<8058.T>が3日ぶりに反落。大和証券では21日付で、投資判断「1」(買い)を継続、目標株価は3650円から3500円に引き下げている。

 「1」継続の理由として、(1)実行中の自社株買いの一株利益、BPS改善効果(2)累進配当制度を採用。総合商社各社の業績鈍化リスクが高まる中、配当下方硬直性は選好されやすい(3)配当性向引き上げ方針。第2四半期(19年7-9月)決算発表時の配当計画引き上げで配当性向は38.9%に上昇、この水準に経営陣は肯定的な態度を示す(4)追加の自社株買いの可能性。高いキャッシュフロー創出能力と経営の柔軟性の高さ、投資規律の高さを考慮すると、投融資レバレッジなどの考え方から追加の自社株買いを実施する可能性があろう――の4点を挙げている。

 同証券では、第3四半期(19年10-12月)決算内容を考慮し業績予想を修正、21年3月期配当予想140円/株をベースにした配当利回りはセクター内で割安感が強いとしている。連結税前利益について、20年3月期7290億円(前期比14%減、従来7580億円、会社側計画は非開示)、21年3月期7740億円(従来8030億円)、22年3月期8460億円(同8610億円)と試算している。

 25日の終値は、前週末比66.5円安の2798.5円。

提供:モーニングスター社

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