日経平均は290円程度安、売り先行後も軟調な動きが続く=26日寄り付き
26日午前9時24分すぎの日経平均株価は、前日比290円程度安い2万2315円前後で推移する。午前9時20分に、同313円24銭安の2万2292円17銭を付ける場面もみられた。現地25日の欧米株式市場で、引き続き新型肺炎の世界的なまん延による、経済への影響が警戒され大幅に下落。きのうの弱い展開に加え、欧米株安も加わり、売りが先行した。やや下げ渋る場面もみられたが、軟調な展開が続いている。為替市場では、円がドルやユーロに対して、円高方向にあることも重しのようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日の大阪取引所終値比605円安の2万2065円だった。
業種別では、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が下落。出光興産<5019.T>、JXTG<5020.T>などの石油石炭製品株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株も安い。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も軟調。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、SUMCO<3436.T>、LIXILG<5938.T>などの金属製品株も下げている。
個別では、UNEXTH<9418.T>、ダイトウボウ<3202.T>、ルネサンス<2378.T>、オリバー<7959.T>、大幸薬品<4574.T>などが下落。半面、Vキューブ<3681.T>、ナイガイ<8013.T>、サニックス<4651.T>、有機薬<4531.T>、ソネック<1768.T>などが上昇している。
東京外国為替市場は午前9時24分時点で、1ドル=110円台の前半(25日終値は1ドル=110円71-72銭)、1ユーロ=119円台の後半(同120円16-20銭)で取引されている。
提供:モーニングスター社
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