<相場の読み筋>2月27日

2020/2/27 7:46

 26日の米国株式は、NYダウが前日比123.77ドル安の2万6957.59ドルと5日続落、ナスダック総合指数は同15.162ポイント高の8980.775ポイントと5日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が13億1647万株、ナスダック市場が36億5804万株だった。NYダウは、昨年10月25日(2万6958.06ドル)以来となる、心理的なフシ目の2万7000ドル割れとなった。朝方、NYダウは直近2日間で1900ドルを超える下げを演じていた反動や、リバウンド狙いの買いで、一時460ドル超の上昇をみせる場面もみられた。買い一巡後は、新型肺炎の流行を懸念した売りに押され、下げに転じるなど、荒い値動きとなった。NYダウ採用銘柄では、ウォルト・ディズニーやシェブロン、エクソン・モービルなどが値下がり率の上位に入っている。

 27日の東京株式は、軟調な展開が続きそうだ。きのう26日の日経平均株価は、一時470円を超える下げをみせた後、下げ渋る動きとなった。ただ、国内での新型肺炎の流行拡大が警戒されるなか、イベントの自粛や外出を控える動きなどによる経済への影響が懸念され、様子見ムードが広がるなか、積極的な売買は期待しづらい。為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の半ば(26日終値は110円47-48銭)、ユーロ・円が1ユーロ=120円台の前半(同120円09-13銭)と小動き。26日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ソニー<6758.T>、ファナック<6954.T>、トヨタ<7203.T>などが、26日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所終値比125円安の2万2205円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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