米1月新築住宅販売件数、前月比7.9%増の76.4万戸―12年半ぶり高水準

経済

2020/2/27 10:01

<チェックポイント>

●販売件数、2カ月連続の高い伸び―市場予想上回る

●11月-1月の月平均販売件数は72.1万戸―前3カ月を2.7%上回る

●住宅価格の中央値は前月比7.4%上昇と急伸

 米商務省が26日発表した1月新築住宅販売件数(季節調整済み)は前月比7.9%増の年率換算76万4000戸と、07年7月(77万8000戸)以来12年半ぶりの高水準となり、市場予想の72万戸も大幅に上回った。19年12月が2.3%増(改定前は0.4%減)に修正されたため2カ月連続の高い伸びとなり、過去3カ月の販売件数は計1万1000戸の上方改定となった。

 最近の販売件数の推移を見ると、19年8-10月は3カ月連続で70万戸台を維持し、11月に70万戸を割り込んだが、12月に再び70万戸台に回復。これで2カ月連続の70万戸台となった。19年11月-20年1月の月平均の販売件数は72万1000戸と、前3カ月(19年10-12月)の70万2000戸を2.7%上回り、伸びが急加速している。

 一方、季節要因を無視できる前年比は18.6%増と、19年12月の25.5%増(改定前は23%増)に続いて8カ月連続で前年水準を上回り、堅調を維持している。

 住宅販売が堅調を維持している背景には、住宅購入に大きな影響を与える住宅ローン金利が低下傾向にあるほか、約50年ぶりの低失業率と賃金の堅調な伸びに支えられ、住宅購入者のアフォーダビリティ(住宅取得能力)が高まっていることがある。

 販売件数の内訳を見ると、着工前の販売件数は前月比14.7%増の21万8000戸と、19年6月以来7カ月ぶりの高水準となり、前月の14.5%増(改定前は24.4%増)に続いて2カ月連続の大幅増となった。また、建築中の新築住宅の販売件数も同9.5%増の27万6000戸と、前月の2%増(改定前は4.4%減)に続いて3カ月連続で増加し、1年前に比べても27.8%増と、住宅販売の勢いは依然強い。

 1月の住宅価格の中央値(季節調整前)は、手ごろな価格帯の在庫(供給)不足で、前月比7.4%上昇の34万8200ドルと、12月の1.2%低下から上昇に転じ、19年ピーク時の4月(33万9000ドル)を超える高値となった。販売価格帯をみると、40万ドル超の高額物件の販売比率が36%と、12月の30%を上回り、高めの物件にシフトしている。一方、15万-40万ドル未満の手ごろ物件の比率は前月の69%から63%に低下した。

 地域別の販売件数は全体の約5割を占め販売件数が最も多い南部が同4.4%減(前年比2.4%減)の36万9000戸と、4カ月連続で減少したが、北東部は同4.8%増(同46.7%増)の4万4000戸と、3カ月連続で増加。全体の約3割を占め、南部に続いて販売件数が多い西部も同23.5%増(同49.1%増)の25万2000戸と、2カ月連続の大幅増となり、中西部も同30.3%増(同47.8%増)の9万9000戸と、2カ月連続で増加した。

 住宅供給面をみると、1月の新築住宅在庫(着工前や建築中の住宅も含む、季節調整値)は前月比0.3%増の32万4000戸と、19年12月の0.9%増に続いて2カ月連続で増加し、7月(32万5000戸)以来6カ月ぶりの高水準となった。ただ、住宅バブル期の在庫水準(45万戸)の72%の水準にとどまっている。これを1月の販売ペースで計算した新築住宅の在庫水準は5.1カ月相当と、17年11月以来約13年ぶりの低水準となり、12月の5.5カ月相当や1年前の6.5カ月相当を下回った。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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