日東紡が4日続落、大和証は「3」に引き下げ、目標株価は4500円に引き上げ

株式

2020/2/28 16:35

 日東紡<3110.T>が4日続落。大和証券では27日付で、投資判断を「2」(アウトパフォーム)から「3」(中立)に引き下げ、目標株価は4200円から4500円に引き上げている。

 投資判断引き下げは、景況感悪化により汎用ガラス繊維の販売鈍化が懸念されることを背景に挙げている。汎用品を展開する競合他社の状況などから、21年3月期は同社の汎用品の需要低迷が懸念されると指摘。スペシャルガラスの成長性は高いものの、汎用品が大きく低迷すれば中期経営計画の21年3月期連結営業利益目標の120億円を下回るリスクがあり、「新型肺炎の影響も懸念されるなか、一時的に業績動向を見極める必要がある鏡面となろう」としている。

 同証券では連結営業利益について、20年3月期80億円(前期比2%減、従来80億円、会社側計画は79億円)、21年3月期110億円(従来115億円)、22年3月期125億円(同125億円)と試算している。目標株価4500円は、21年3月期同証券予想連結一株利益252.6円にPER18倍程度を適用し算出されている。

 28日の終値は、前日比3055円安の4160円。

提供:モーニングスター社

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