3月2日の債券市場見通し=新型肺炎リスクで買い続く、日経平均株価下げ渋れば上値は重くなりそう

債券

2020/3/2 8:24

予想レンジ:債券先物中心限月(20年3月限)154.00円-154.30円、長期国債利回りマイナス0.190%-マイナス0.160%

 3月2日の債券市場は、新型肺炎感染拡大で、世界景気の不透明感が高まり、円債にも買いが継続しそうだ。

 前週末の米債券市場は7日続伸。新型肺炎の拡大懸念を背景にした買いが集中した。

 多くの投資家が警戒ムードを解いていないもとでは、円債にも資金が流れやすい。その一方で、200日移動平均線を大幅に下回る日経平均株価が一段と売り込まれず、下げ渋った場合には、円債の上値は重くなりそうだ。

 市場では、「3日に米大統領選の民主党候補者選びの予備選が集中する『スーパーチューズデー』を控えるが、当面は、米国での新型肺炎感染拡大の有無に投資家の関心が集まる」(国内証券)という。

提供:モーニングスター社

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