<暴落時に買いたい小型株>JMACS、「5G」と「感染防止」の材料保有

 計装・制御用が主力の電線中堅であるJMACS(5817・(2))は、前2020年2月期第3四半期累計決算で通期の黒字転換をほぼ確実にした。通期では経常損益は1億円の黒字見通しだ(前々期は1億円の赤字)。その結果、400円台から600円台に急伸する場面があったが、その後に乱高下を繰り返し、直近には世界的な株価急落もあり、300円台まで売り込まれた。

 同社は売上の9割超は電線ケーブルが占めるものの、足元ではスマートグラス関連銘柄として注目されつつある。セイコーエプソン(6724)と協業しているスマートグラスのほか、同社独自の付加価値を加えた「防爆スマートグラス」が大手企業を中心に引き合いが出てきているという。

 さらには、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、非接触サイネージシステムの問い合わせも増えているらしい。画面に直接触れることなく操作ができるので、感染症の防止など衛生面で効果的だということだ。

 「5G」と「感染防止」の材料を兼ね備え、PBR(株価純資産倍率)は0.4倍台と割安、300円台後半の買いは報われる可能性が高いだろう。

想定保有期間:1年

買いのレンジ:360~400円

目標株価:900~1000円

損切り株価:330円

(イメージ画像提供:123RF)

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