日経平均は1128円安と大幅に3日続落、全面安に3年4カ月ぶり1万7500円割れ=13日後場
13日後場の日経平均株価は前日比1128円58銭安の1万7431円05銭と大幅に3日続落。全面安の展開となり、1万7500円割れは16年11月11日(終値1万7455円78銭)以来ほぼ3年4カ月ぶり。下げ幅は16年6月24日(1286円33銭)以来の大きさとなった。
朝方は、新型コロナウイルスの感染拡大による世界景気の悪化懸念が一段と強まり、12日の欧米株式の暴落が嫌気され、リスク回避の売りが加速した。下げ幅を拡大し、前場中盤には1万6690円60銭(前日比1869円03銭安)まで値を崩した。一巡後は、下げ渋った。後場に入り、時間外取引で米株価指数先物が上げに転じ、円安歩調もあって1万8100円台まで引き戻す場面があった。日銀のETF(上場投資信託)買い期待も支えとなった。その後は、買いが続かず、大引けにかけて軟化した。この日算出の日経平均先物・オプション3月限のメジャーSQ(特別清算指数)値は1万7052円89銭。
東証1部の出来高は34億5938万株、売買代金は4兆8923億円。騰落銘柄数は値上がり64銘柄、値下がり2099銘柄、変わらず3銘柄。
市場からは「後場は一時急ピッチな戻りを示したが、もともと売られすぎで、来週の日米金融政策への期待があるかも知れない。ただ、自律反発の域は出ておらず、ボラティリティ(相場変動性)が落ち着くまでは相場は安定化しない」(準大手証券)との声が聞かれた。
東証業種別株価指数は全33業種が値下がり。業種別では、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>、住友不<8830.T>などの不動産株が下落。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株も売られた。日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、東海カ<5301.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株も安い。
個別では、ドリームI<4310.T>、CKサンエツ<5757.T>、セレス<3696.T>、オハラ<5218.T>がストップ安となり、ラクスル<4384.T>も一時ストップ安。半面、クラボウ<3106.T>、サイバーL<3683.T>がストップ高となり、アグロカネシ<4955.T>、クボテック<7709.T>、前田道路<1883.T>などの上げも目立った。
(イメージ写真提供:123RF)
提供:モーニングスター社
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