【株式新聞・総力配信】「東京封鎖」あるか?(2)――浮上する個別株はこれ

 個別株に目を移すと、食品や日用品、EC(=Eコマース、電子商取引)、デリバリーといった非常時にニーズが増す消費関連や、テレワーク、オンライン学習などのリモートサービス、さらにはゲームをはじめとする自宅で楽しめる娯楽まで物色対象は幅広い。中でも有力な銘柄を選んだ。

◎デリバリー重宝、ライドオンH

 米国では非常事態宣言が発令されたニューヨーク州などで、レストランやバーの営業が禁止された。消費者がサービスを利用できるのはテイクアウトやデリバリーだ。日本でも外出自粛の局面でデリバリーが重宝される傾向がみられ、都市封鎖というテーマにも食い込んでくる。

 ライドオンエクスプレスホールディングス(6082)は宅配すしの「銀の皿」で知られる。飲食店の宅配代行サービスも手掛け、非常時には活躍の機会が増える。株価は1000円を割り込んだ直近の安値を起点に底打ち感を強めている。このほか、出前館(2484・JQ)や、宅配食のショクブン(9969・(2))、オイシックス・ラ・大地(=オイラ大地、3182・M)も浮上する。

◎テレワーク関連の狙い目は?

 テレワークではテレビ会議システムなどを手掛けるブイキューブ(=Vキューブ、3681)や、セキュリティーに強いソリトンシステムズ(3040)を筆頭に、テラスカイ(3915)、エイトレッド(3969)、Chatwork(4448・M)などの人気化が必至だ。小池都知事は、「できるだけ仕事は自宅で」と呼び掛けている。

 狙い目はソースネクスト(4344)。同社はVキューブと連携するほか、WEB会議における通話ノイズ低減や、カメラに映る室内の背景を自動でぼかすサービスを展開。テレワークは自宅を拠点とするだけに、プライバシーをめぐる利便性への貢献が期待される。

◎リモートで日シス技術、穴株にBBT

 テレワークと同様に、勉強や研修のリモート化も促される。代表格はオンライン学習のチエル(3933・JQ)やすららネット(3998・M)、eラーニングのアイスタディ(2345・(2))などだ。

 日本システム技術(=日シス技術、4323)も面白い存在。同社もeラーニングの支援システムを手掛け、株価は25日移動平均線の奪回が迫っている。また、穴株としては、ビジネスマンの教育プログラムを遠隔通信で展開するビジネス・ブレークスルー(=BBT、2464)にも注目したい。

◎任天堂出番、電子コミックはビーグリー

 ゲームでは大御所の任天堂(7974)は外せない。体感型のフィットネスゲーム「リングフィットアドベンチャー」=写真((c)2019 Nintendo)=は、健康維持も兼ねて遊べる人気商品。この局面でも強さを発揮するだろう。ゲームアプリはネクソン(3659)などをマークしたい。

 電子コミックも利用増が見込まれる。有力株は「まんが王国」で知られるビーグリー(3981)。株価も反発基調を強めつつある。イーブックイニシアティブジャパン(3658)や、渋いところでは手芸品の藤久(9966)あたりにも短期資金が向かうかもしれない。

◎アマゾン関連のライフコーポやファイズHD

 巣ごもり消費の受け皿といえばEC。アマゾンと生鮮品や総菜の宅配サービスで提携する、都市型スーパーのライフコーポレーション(8194)が脚光を浴びる。実店舗も買いだめの恩恵が大きそうだ。日足チャートは直近、5・25日線のミニゴールデンクロスを達成した。

 このほか、冷凍食品やカップ麺で東洋水産(2875)、業務スーパーの神戸物産(3038)、東京で強いドラッグストアはマツモトキヨシホールディングス(3088)やウエルシアホールディングス(3141)、サンドラッグ(9989)など。都内でアマゾンの配送を受託するファイズホールディングス(9325)も押さえておきたい。

(イメージ写真提供:123RF)

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