小林製薬が昨年来高値、三菱UFJモルガン証は「ニュートラル」・目標株価8600円に引き上げ

株式

2020/3/27 16:43

 小林製薬<4967.T>が続伸、690円高の1万190円まで買われ、今年3月23日につけた昨年来高値1万180円を更新した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では26日付で、レーティングを「アンダーウエート」(弱気)から「ニュートラル」(中立)に、目標株価を7000円から8600円に、それぞれ引き上げている。

 20年12月期の連結営業利益予想を270億円(今期からIFRS基準変更ため前期との比較はなし、従来283億円、会社側計画は264億円)、21年12月期276億円(従来295億円)、22年12月期287億円と試算している。必需品ではないものの、除菌関連や「のどぬーるスプレー」など感染回避関連の製品が売れているほか、株価バリュエーションの業界内比較の割高さを懸念してきたものの、まったく解消されない状況が長期に渡っており、今回バリュエーション基準を改めるとしている。業績的では特需に継続性がないとみるが、一方でインバウンド需要に頼らずとも堅実な増益基調が続くと予想している。

 27日の終値は、前日比610円高の1万110円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ