<話題>日銀のETF買い入れ枠倍増で日経平均の底割れ回避
2020/3/27 17:20
今週(23-27日)、印象的だったのは23日のマーケット。この日、日経平均株価の取引時間中の安値は1万6480円で、前日比71円安。昨年までなら、この程度の下落で日銀のETF(上場投資信託)買い入れは行われなかったはずだが、この日は約2000億円の買い入れが実施。16日の金融政策決定会合で、年間の買入れ枠が12兆円へと倍増されたことで可能となった金額だ。
そして、これにより日銀の強い決意が伝わったのか。19日の昨年来安値1万6358円を決して割らせないというメッセージが。だから24日、25日と大幅高を演じ、日経平均は1万9000円台半ばを回復した。新型コロナウイルスの感染拡大は続き、業績を下方修正する企業も増えているが、こうした需給面の後押しは難局を乗り切る気力を与えてくれそうだ。
提供:モーニングスター社
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