大成建設、名古屋大学医学部附属病院などと次世代型病院に向け新たな運用・管理システムの実証実験を開始

株式

2020/3/31 16:28

 大成建設<1801.T>は31日、名古屋大学医学部附属病院メディカルITセンター(愛知県名古屋市)、新城市民病院(愛知県新城市)、NTTドコモ<9437.T>、シスコシステムズ合同会社(東京都港区)は共同で、次世代型病院(スマートホスピタル構想)の実現に向け、新たな運用・管理システムの実証実験を開始したと発表した。

 今回の実証実験は、新城市民病院の一部病棟特定フロアおよび1階出入口付近で実施。病院内にメッシュWi-Fiネットワーク、IoT(モノのインターネット)ゲートウエー機器を設置し、病院スタッフおよび患者に装着したリストバンド型ウエアラブル端末やICタグなどから送信されるBLE(低消費電力型無線通信)通信電波を、ネットワークルータを介して携帯電話回線によりクラウド上のプラットホームなどに各種データを集約・蓄積する環境を構築する。集約・蓄積した病院スタッフおよび患者の位置情報、心拍数・歩数などのバイタルデータ、転倒検知など患者の身体状況などを基に、病院スタッフ、患者の位置情報から所在や動線を可視化するほか、患者のバイタルデータから身体状態を可視化し、その有効性を確認するという。

 31日の終値は、大成建設が前日比50円安の3305円、NTTドコモが同96円安の3377円。

提供:モーニングスター社

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