エスクリが3日続落、20年3月期は一転減収減益見込みに

株式

2020/4/1 16:14

 エスクリ<2196.T>が3日続落し、一時23円安の345円を付けた。3月31日引け後、20年3月期の連結業績予想を下方修正し、一転して減収減益見込みとなり、株価の重しとなった。

 20年3月期業績予想は、売上高が344億円から313億1600万円(前期比6.0%減)、営業利益が25億円から14億円(同36.1%減)に引き下げられた。国内外における新型コロナウイルスの感染リスク拡大に伴い、2月下旬から3月中に予定されていた挙式披露宴について、延期希望の顧客に対し、規約に関わらず日程変更料を徴収せずに対応。これにより、同期間に予定されていた挙式披露宴約1000件のうち、400件余りが翌年度以降に延期となった。事業規模から挙式披露宴に比べて影響は少ないものの、一般宴会、レストラン、ホテルについても、例年に比べて稼働が著しく低下した。この結果、主力事業であるブライダル関連事業の売上高が大幅に減少し、一方で販売費および一般管理費は計画水準にて発生する見込みであることから、当初の業績想定を下回ることになった。

 1日の終値は、前日比14円安の354円。

提供:モーニングスター社

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