日経平均は170円程度高、買い一巡後は1万8000円前後でもみ合い=3日寄り付き

 3日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前日比170円程度高い1万7990円前後で推移する。午前9時11分には、同240円43銭高の1万8059円15銭を付けている。前日まで4日続落となっていた反動や、現地2日の米国株式が大幅に反発したことなどから、買い先行でスタート。為替市場でドル・円相場が、やや円安方向にあることも支援材料のもよう。ただ、買い一巡後は、戻り待ちの売りが控えているもようで、1万8000円前後でのもみ合いとなっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所終値比220円高の1万8080円だった。

 業種別では、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、出光興産<5019.T>、JXTG<5020.T>などの石油石炭製品株が上昇。中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も高い。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も堅調。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も上げている。

 個別では、ファインD<3649.T>、サイバーL<3683.T>、ZOZO<3092.T>、ファイズHD<9325.T>、有機薬<4531.T>などが上昇。半面、鳥貴族<3193.T>、インソース<6200.T>、キユーピ<2809.T>、ヘリオスHD<6927.T>、ADワークス<2982.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=107円台の後半(2日終値は1ドル=107円28-30銭)、1ユーロ=116円台の後半(同117円28-32銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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