<特集>5G関連、注目度アップ(4)=オプトラン―成膜需要に期待、見直し買いの動きも
2020/4/3 18:10
オプトラン<6235.T>はマーク続行の対象になる。同社は1月に光通信用DWDM(光ファイバー多重利用技術)真空成膜装置(NBPF)を全面刷新し、新型装置の開発を完了、受注・出荷を開始した。新型装置の完成・市場への供給により、5G対応の光通信用フィルター性能を格段に向上させ、基地局間情報トラフィックの飛躍的増加に対応できるようになり、今後の需要拡大が期待される。
20年12月期の連結業績予想は、売上高が462億円(前期比7.9%増)、営業利益が120億円(同10.3%増)を見込む。スマートフォン市場ではカメラ複眼化による成膜需要は強く、AR(拡張現実)/VR(仮想現実)技術を駆使した高精度な3Dセンシングや、5G対応に向けた通信機器部品などへの成膜需要も期待される。なお、会社側では、新型コロナウイルス鎮静化後の業績回復を見込み、想定通りの計画としている。
株価は、1月23日の年初来高値3585円から3月19日の年初来安値1996円にかけて44%強の下げに見舞われたが、その後は出直り足にシフトしている。中国経済がコロナ・ショックによる低迷から回復感を強めていることで同国を主戦場とするオプトランにも見直し買いの動きが出ている。
提供:モーニングスター社
関連記事
-
<特集>5G関連、注目度アップ(3)=電気興―アンテナの開発、製造から設置工事まで一貫して手掛ける
2020/4/3 18:08
電気興業をマークしたい。同社は携帯電話用のアンテナの開発、製造から設置工事まで一連の事業を一貫して手掛けていることが強味となる。首都圏一部で5G実用化がスタートしたが、携帯電話各社は・・・…続き
-
<特集>5G関連、注目度アップ(2)=山王―下期業績の順調な推移に期待
2020/4/3 18:06
山王を狙ってみたい。20年7月期上期(19年8月-20年1月)の連結業績は計画を超過したが、通期の業績予想については新型コロナウイルスの影響が見通せないとして未定に修正。ただ、株価は・・・…続き
速報ニュース
-
<特集>脱炭素関連をマーク(4)=第一実―再生可能エネルギー分野で品ぞろえ豊富、過熱感なく需給思惑も
20時間前
-
<特集>脱炭素関連をマーク(3)=化工機―水素製造で発生する二酸化炭素を微細藻類培養に
20時間前
-
<特集>脱炭素関連をマーク(2)=日精線―水素化社会への貢献に期待
20時間前
-
<特集>脱炭素関連をマーク(1)=米はパリ協定復帰、世界的に取り組みが加速
20時間前
-
来週の日本株の読み筋=企業決算の反応が焦点、業績相場移行の試金石に
20時間前
-
20時間前
-
20時間前
-
20時間前
-
<話題>日経平均が上昇する中、逆バリの「個人」が買い越しに転換
20時間前
-
225オプション・コール(期近・1月22日・権利行使価格2万9500円)
21時間前